appimageを検討した話

https://github.com/splaplapla/procon_bypass_man の配布にappimgeを検討してみた、ということを書いてみる。
結論から書くと導入するのをやめた。

appimageの導入モチベーションは、rubyバイナリを同梱することで「rbenvのインストール手順を省きたい」というのがメインだった。

なぜ、導入するのをやめたかというと、procon_bypass_manの周辺ツールには /usr/share/pbm に各種ファイルを置いている前提で実装している。んで、appimgeなどのようなツールは、起動したアプリケーションをサンドボックス化するので、 /usr/share/pbm には触れないだろう。これが致命的だった。

仮に、サンドボックス化してもprocon_bypass_manが使えるように、ベースのディレクトリを相対的に扱えば対応はできると思うが、
これを実現するには

  • 周辺ツールで相対パスを使うように修正する必要がある
  • 設定ファイルがappimageのappDirディレクト配下に格納されることになるので、設定ファイルを編集するためのGUI的な機能が必要になる

ということで、appimageの導入はコストに見合わないという結論に至った。